IllustratorでDTP作業をする場合、印刷に出す段階でデータをアウトライン化したものを出すのですが、文字のアウトライン化がされていないと失敗の元になります。
アウトライン化とは?
そもそもアウトライン化とは、文字やオブジェクトを塗りのみの状態にします。つまり、輪郭でふちどったオブジェクトのような状態です。
その中でも文字のアウトライン化は重要な意味を持ちます。
フォントデータをアウトライン化することでオブジェクトと同じ扱いになるからです。オブジェクトの状態なので、文字ツールなどで打ちかえたりすることができなくなります。フォントを変更したり、文字のptを変えたりもできなくなります。
なぜアウトライン化するのか?
いろいろな事ができなくなってしまう文字のアウトライン化ですが、アウトライン化する意味は何でしょう?
もし、アウトライン化していない状態で、使っているフォントが入っていないパソコンでIllustratorデータを開いたらどうなるでしょう。
フォントが無い文字は文字化けしたり、代替フォントで表示されたりしてデザインが崩れてしまいます。仮にアウトライン化していれば、フォントの入ってないパソコンでも元通りにきちっと表示されます。
注意点
アウトライン化すればデータの受け渡しで相手側のパソコンで文字化けしたり、印刷時に文字化けするのを避けることができるのですが、後にデータを流用したり、修正したりする必要性がでてくる場合が多いです。
なので、アウトライン化したデータとは別にアウトライン前のデータをとっておくことをおすすめします。
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